ドクターズノートDoctors note

2020.02.17

Dr.渋谷の下肢静脈瘤ノート1
私が「下肢静脈瘤」という病気に出会ったのは

こんにちは。大船静脈瘤クリニックの渋谷です。

2020年1月より、当院にてみなさまの診療を行なっております。

私はもともと、大学病院で形成外科医として働いていました。形成外科では、「皮膚潰瘍」といって皮膚に穴が開いてしまい、その穴から細菌が感染してしまう可能性のある疾患を数多く診療していました。

特に足の膝から下の部分の皮膚潰瘍は治りが非常に悪く、治療に難渋することが多いというのは形成外科医にはよく知られています。

患者さんの中には、感染症があまりにひどくなってしまい、命を救うために足を切断することを余儀なくされてしまった方もたくさん見てきました。

この重大な状態を引き起こす可能性のある足の皮膚潰瘍を治療していく中で、原因の一つとして「下肢静脈瘤」という病気があることを学びました。

足の皮膚潰瘍の原因になる疾患は他にもあるのですが、特に下肢静脈瘤という病気の場合、この下肢静脈瘤が治らないと皮膚潰瘍の完治が難しいという特徴があります。また下肢静脈瘤という病気は、適切な治療を行うことで治すことができる病気です。

しかし当時の私は、知識はあっても自分で治療は行えない、というもどかしい状況でした。また、当時は静脈瘤の専門家が非常に少なく、下肢静脈瘤の患者さんをみつけてもどこに紹介していいかもわからない、そんな状態でした。

そこで、自らが下肢静脈瘤の治療ができるようになりたい、という思いから超音波検査や血管内治療といった新しい技術の習得に励みました。そして一定の技術を身に付けることができ、この大船静脈瘤クリニックに勤務することになりました。

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