ドクターズノートDoctors note

2020.02.28

Dr.渋谷の下肢静脈瘤ノート2
多くの人に「下肢静脈瘤」という病気を知ってほしい

私は下肢静脈瘤について、医療従事者向けの講演会だけでなく一般の方々向けの説明会等を行うことがありますが、そこで皆さんに話をする度に思うことがあります。

下肢静脈瘤の患者さんは日本に約1000万人もいる、と言われている非常にありふれた病気であるにも関わらず、この病気について知っている人がとても少ないということです。

足にボコボコしたコブができる病気、ということはなんとなく知っている方は多いようです。しかし、いったいどうしてコブができてしまうのか、放っておいたらどうなるのか、知っていらっしゃる方はほんのごくわずかです。

また、間違った認識持ち、不安を抱えていたり、悩んでいる方も多くいらっしゃいます。

確かに下肢静脈瘤という病気は、進行すると皮膚潰瘍を引き起こし、足に大きな損傷を起こす可能性があります。

しかし以前は、皮膚を切開して壊れた血管を切除・抜去する手術が主流だったため、治療をためらっていた方も多くいらっしゃいました。ところが医療技術の進んできた現在、当院で行っている血管内治療のようにほとんど傷跡すら残らない治療が日帰りで行え、そのまま歩いて帰ることができるようになっています。

その他にも、外来で注射をするだけの硬化療法という治療法もあり、こちらも10分程度で終わりそのまま歩いて帰ることができます。

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