よくある質問FAQ
下肢静脈瘤を発症してしまった方には、足をつるという症状が出ることがよくあります。しかし、足をつる原因は下肢静脈瘤だけではなく、様々な要因が考えられます。
例えば、どんなに鍛え上げられたスポーツ選手でも、足をつることはあります。筋肉疲労がピークに達した時や、身体が脱水状態になってしまった場合などです。
一般の方の場合、筋力の低下や運動不足、体の硬さ、アルコールの摂取、脱水などが原因になることが多いです。
また、腰や股関節・膝などの変形や関節炎のあるかた、外反母趾のかた、脊柱管狭窄症という病気の方なども、足のつりを引き起こしやすくなります。
それ以外にも、糖尿病・閉塞性動脈硬化症・腎臓病など、一見足とは関係なさそうな病気も原因となることがあります。
上述したように、足をつる原因はたくさんあります。そのため、下肢静脈瘤を治療したら足のつりが治った、という場合に、原因が下肢静脈瘤であったと言うことができるのが正直なところです。
下肢静脈瘤による足のつりは、初期から中程度になる頃にみられることが多く、ずっと続くことはあまり多くはありません。
しかし頻繁に足がつってしまうというのは、つらい症状ですし生活に支障が出る場合もあります。
足にコブ状の血管が浮き出ており、そちら側の足だけつってしまうという方は、下肢静脈瘤が原因の可能性もありますので、一度検査を受けられるとよいでしょう。
足をつるのと同様に、下肢静脈瘤だけが足のだるさの原因ではありません。どんな人でも、たくさん歩いたり立ち仕事をしたりして足を酷使すれば、疲れて足はだるくなるものです。
ただ下肢静脈瘤を発症している方の場合、何もない方に比べて足がとても疲れやすくなってしまうという特徴があります。
足にコブ状の血管が浮き出ており、そちら側の足だけがだるくなるという方は、下肢静脈瘤が原因の可能性もありますので、一度検査を受けられるとよいでしょう。